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2023年8月の4 「自分が原因だ」と気づくこと

なにか失敗したとき、うまくいかなかったとき、人は周囲や他人に責任を押し付けたくなります。環境が悪いから、他人が邪魔をしたから、条件が悪かったからうまくいかなかった、と言い訳をして、自分を慰めたいのです。しかし本当は、うまくいかなかった原因は自分にあります。自分の間違いに気づかずに次のチャレンジをしても、同じ失敗を繰り返す恐れがあります。同じ失敗を繰り返さないためには、「自分が原因だ」と気づくことです。

2023年8月の4 「自分が原因だ」と気づくこと

なにかに失敗したとき、あなたはどうしますか。失敗の教訓を次に活かすには、どうすればいいでしょうか。
失敗の教訓を次に活かすためには、失敗の原因になるようなことを取り除くことが大切です。では、失敗の原因になるようなこととは何でしょうか。
失敗の原因にはいろいろあります。ものごとは複雑に絡み合っています。何が本当の原因なのかは、なかなかうまく特定できないことが多いです。
自分が「これだ」と思う原因と、他人が「これだ」と思う原因が違っていることはよくあります。また、もしかしたら、自分も他人も気づいていないよう原因が奥深くに隠れているのかもしれません。
原因を究明するときは、「なぜ?」と5回問え、と言われます。原因は奥深くに隠れているものであり、表面的な原因に飛びついてはいけないというのです。
ですから、失敗したときにその原因を突き止めるには、深く原因を掘り下げていくべきです。
しかし、あなたが原因を深く掘り下げていくときに、それを妨げようとする邪魔者が現れます。それはあなたの「自我」です。あなたの自我はほぼ反射的に、「あなた自身が失敗の原因だ」と示す事実から目をそらそうとします。出来るだけ自分が悪かったと考えないことで、自分自身を守ろうとするのです。
失敗が反省できない人、失敗の原因を正しく突き止められない人の多くは、この「自我を守る」という反射的行為が強く働きすぎてしまうのです。
もちろん、自我は守る必要があります。あまり自虐的になるのも良くありません。でも、いくら自我を守るためといっても、全く原因を突き止めず、反省しないのではいけません。原因を突き止めなければ、同じ失敗を繰り返してしまうか、臆病になってチャレンジできなくなってしまうことでしょう。
失敗したら、反省しましょう。失敗の原因を突き止めましょう。失敗の原因について、自分だけでなくて広く他人の意見も聞いてみましょう。そして、奥深くにある本質的原因まで深掘りしていったうえで、素直にその本質的原因を認めましょう。
そのうえで、次にチャレンジするときに、失敗の原因となるようなことを取り除いていけば良いのです。失敗したときこそ良い教訓が得られます。失敗は自分を変えるチャンスであり、大きく成長するチャンスです。失敗は成功を導きます。そのためにも、「自分が原因だ」と気づく素直さが大切です。


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