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2023年2月の11 経営者の意地とプライドが経営改革の邪魔をする

変化の速い時代では、社会で常識とされていたことが急に通用しなくなることがあります。自分が「こうするのが正しい」と信じていたことが、全く役に立たなくなることも珍しくありません。企業も急速な時代の変化に合わせて、むしろ時代の変化を先取りするくらいのつもりで経営改革に取り組んでいかなければなりません。しかし、往々にして経営者の意地とプライドが邪魔をして、企業の経営改革が進まなくなってしまうことがあります。

2023年2月の11 経営者の意地とプライドが経営改革の邪魔をする

自分の経験と勘を信じて長年経営してきた経営者は、これからも自分の経験と勘を信じて経営を続けようとします。過去の経験や勘だけを頼りにするのでは、変化の速い時代では失敗しやすくなります。場合によっては、経営者の経験と勘を頼りにした経営判断が、会社経営を悪化させてしまうこともあります。
経営者はこだわりを持つことが大切です。何かにこだわることによって、企業のカラー、特長が生まれ、ブランドイメージをつくることができます。しかし、経営者がこだわりすぎると、ビジネスで失敗することがあります。経営者の持つ「こだわり」が、時代の変化ですでに顧客が求めていない場合もあるのです。
間違いを指摘されると不機嫌になる経営者がいます。何かトラブルが発生したとき、とにかく他人のせいにする経営者がいます。経営者が自己反省できなければ、企業も自己反省できなくなります。自己反省できない企業は衰退していきます。
若者の意見を聞こうとしない経営者がいます。自分は偉いんだから、若僧の言うことなど聞きたくない、という気持ちなのかもしれません。しかし、経営者が若い人たちの考えを積極的に取り入れることが出来なければ、企業は時代に取り残されていきます。
競合他社の調査をせす、また成功している他社から学ぼうとしない経営者がいます。自分の会社にプライドがあり、成功している他社のマネなどしたくないという気持ちがあるのかもしれません。ライバル企業をちゃんと調査しなければ、競争で打ち勝つことは難しくなります。たとえ調査しても、成功している他社から学ばなければ、経営改善には貢献しません。
他人の意見を聞くには聞いても、自分のしていることを変えようとしない経営者がいます。自分の考えの方が上だと信じたいのでしょうか。たとえ他人の意見を聞いても、自分の行動を変えなければ何も変わりません。自分の考えが上だと思い込むのをやめて、謙虚になって他人の話を聞いたら行動を変えてみましょう。やってみて、うまくいかなければまた修正すれば良いのですから。
経営者の意地とプライドは、企業経営にとって邪魔でしかありません。変化の速い時代ではなおさらです。経営者は意地とプライドを捨てて謙虚になりましょう。


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