ホーム＞トピックス＞2023年2月の８ ビジネスコミュニケーションの３つのポイント
ビジネスコミュニケーションにおいて、気を付けるべきポイントが３つあります。この３つのポイントをしっかり抑えているかどうかで、ビジネスの成否は大きく変わります。接客とセールス、社内のチーム作り、仕入れ先や地域との関係づくり、国際交流など、コミュニケーションの重要性はますます高まっています。ビジネスコミュニケーションの３つのポイントとは、接触頻度、好感度、そして深い情報交換です。
「接触頻度」というのは繰り返し接触する度合いです。多くの人は初めて会った相手を警戒しても、何回か会ううちにその相手に気を許すようになりやすいです。初見で売り込みをかけて失敗しても、２回目以降に会ったときに売り込んだらうまくいった、ということはしばしばあります。
たとえば店舗に初めて来た人に接客する場合、いきなりしつこく話しかけても嫌がられるかもしれません。セールスのうまい店員は、最初の接触では一声かけるだけにし、ちょっと離れて自由にお店を歩き回ってもらいます。そうして、頃合いを見計らってからもう一度話しかけてみます。二度目に話しかけたとき、その人は一度目に話しかけたときよりも心を開いてくれてセールスしやすくなります。
「接触頻度」は、多ければ良いというものではありません。あまりしつこく何回も接触してくると嫌われます。しかし、だからといって長い間ほったらかしにしていると、相手の心は離れていってしまいます。タイミングよく、頃合いを見計らってこまめに接触するのは、相手の心を惹きつけるためです。
好感度とは相手が自分を好きになってくれる度合いをいいます。コミュニケーションの目的は相手に好きになってもらうことだと言っても過言ではありません。好感度を上げるには、興味・関心を引くこと、相手が応援したくなるようなことをすること、そして優しく安心感があることが有効です。また、第一印象を大切にし、キラリと輝くものをみにつけ、自分が言いたいことでなく相手が興味を持つようなことを話すことが大切です。さらに、良い言葉を使い、悪い言葉を使わないようにすることが、好感度アップの重要ポイントになります。
「深い情報交換」とは、「ここだけの話」や「二人だけの秘密」を共有することです。深い情報交換をすることで相手にとって、単なるビジネス上の付き合いから「特別な関係」になることができます。別にプライベートをすべてさらけ出す必要はありませんが、相手にとって「特別な関係」だと感じるような深い情報交換ができれば、ビジネスをかなり有利に進めることができます。
ビジネスコミュニケーションの３つのポイントはビジネスの成否を大きく左右します。ビジネスマンは、この３つのポイントをなおざりにせず、その重要性をよく理解するとともにしっかり実践していくことが大切です。
