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2023年1月の3 今年賃上げできない企業は生き残れない

今年は、賃上げするか、しないかによって企業への評価が大きく変わる年になりそうです。思い切って大胆な賃上げをした企業は評判が高まり、労働者の士気も高まり、生産性、競争力も高まりやすくなります。求人すれば良質な人が集まりやすいです。一方で、賃上げをしない企業は労働者の士気が下がり、優秀な人材が企業から去っていくことになります。物価が上昇している中で賃上げしない企業の労働者は生活が苦しくなります。評判が悪くなり、生産性が落ち、求人しても良い人が集まらず、競争力が失われていきます。今年賃上げできない企業は生き残れないといってもいいかもしれません。

2023年1月の3 今年賃上げできない企業は生き残れない

物価の上昇によって人々の生活は圧迫されています。人手不足が慢性化しています。
数十年にわたって賃金が上がってこなかったとされる日本は、世界から取り残されようとしています。
同一労働同一賃金が導入され、正規雇用と非正規雇用の不合理な待遇差の解消が求められています。
おとなしくて自己主張せず、不合理な待遇を受けても文句を言わずに働き続けてきた非正規雇用の人たちもいるかもしれません。しかし、いつまでも不当な低賃金で働かされ続けるのでは、非正規雇用の人たちにとっても、また日本全体にとっても明るい将来はありません。
2022年の末ごろから、飲食店や観光の求人が増えてきているといわれています。コロナ禍がそろそろ明けようとしていている、そう見ている人たちも少なくないことでしょう。
求人時給がじわじわと上昇しているそうです。それだけ人手が不足しており、安い時給では人があつまりにくくなっているようです。
求人、採用活動のDX化、オンライン化によって、働く人たちにとってもより高時給の仕事を見つけやすくなっています。
低賃金の職場では、辞める人がだんだん増えているとの話も聞きます。
このような状況下で、企業経営者はどう考え、どう動くべきでしょうか。このままズルズルと優秀な社員から抜けていくのを見ながら、低価格、低賃金でじり貧のビジネスを続けるべきでしょうか。
いやむしろ、「付加価値経営」で低価格競争からの脱出を図るべきではないでしょうか。
企業の評判と競争力をつけるひとつの方法があります。それは、「大胆な賃上げ」です。
大胆な賃上げをすることで、社内外の評判が高まり、優秀な社員の定着率があがり、社員のモチベーションを向上させることができます。
「大胆な賃上げ」をするためには、じり貧の低価格競争ビジネスを見直し、より付加価値の高いビジネスに舵を切っていく必要があります。
今年賃上げできない企業、それはじり貧の低価格競争から抜けられない企業です。じり貧の低価格競争から抜けられない企業は、生き残れないといってもいいかもしれません。
思い切って大胆な賃上げをした企業は注目されます。評判になり、人が集まってきます。注目を集めるためにも、賃金面においても「ライバルと差をつけること」が大切になってきます。
今年はブランド力向上と付加価値経営こそが経営者がめざすべき方向性だと思われます。経営者の決断力が問われる一年になりそうです。


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