ホーム＞トピックス＞2023年6月の７ 情報のインプットと処理のしかたを学ぼう
世の中は情報であふれています。情報源が明らかな情報もあれば、誰が発信したものなのかわからない情報もあります。明らかなプロパガンダ、見るからに偏った情報もあれば、中立で客観的に見える情報もあります。面白い情報もあれば、不愉快な情報もあります。あなたをより良い方向に導こうとする情報もあれば、あなたを間違った方向に誘導しようとする情報もあります。間違った判断、間違った行動は、間違った情報処理から引き起こされます。
情報のインプットと処理のしかたを学びましょう。あなたが企業の経営者であれば、あなたがどのような情報をインプットし、どのように情報を処理するかによって、あなたの企業の運命が左右されることもあります。経営者が情報のインプットと処理を間違えれば、企業が破滅に向かってしまうこともあります。
部下が自分のミスを報告してきたら、上司のあなたはどうしますか？ 部下が他の同僚の悪口を報告してきたらどうしますか？ 部下がプロジェクトや待遇に不満を言ってきたら、あなたはどう対応しますか？ 「あの人があなたの悪口を言っていたよ」といったうわさ話を耳にしたら、あなたはどんな手を打ちますか？
社内の情報、顧客や取引先からの情報、セールス電話の情報、ニュース記事、メール、ＳＮＳの情報など、あなたは日々の情報をどう処理していますか？
あなたは、情報のインプットと処理のしかたを見直していますか？
大きなトラブルが起きたとき、そのトラブルを対処するとともに、情報のインプットと処理の仕方を改善していますか？
自分の気に入った情報だけを集め、気に入った人間からの情報だけを信じ込んでいませんか？
不愉快な情報を耳にしたとき、感情的になって衝動的に行動していませんか？
感情的になりやすい経営者は、まわりの人間が悪い情報を報告してこなくなるような、情報入力が偏る環境をつくりがちです。
どんな情報を自分が信用し、その情報をどう処理し、どう行動したか、記録していますか？ そしてその行動がどんな結果をもたらしたのかを見直し、反省していますか？
経営者は間違った判断、間違った行動をしないよう、気を付けなくてはなりません。経営を悪い方向に向かわせないためには、経営者は情報の取り扱いに気を付けなくてはいけません。
適切な経営判断をするには、適切な情報のインプットと処理が大切です。ぜひとも経営者は、情報のインプットと処理のしかたを学びましょう。
