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2023年3月の13 使っている言葉を見直そう

使っている言葉を見直しましょう。良い言葉を使うようにしましょう。あなたへの好感度が上がるかどうかは、あなたが使う言葉次第です。良い言葉を使えば良いことがおきます。悪い言葉を使えば、悪いことがおきます。あなたが使う言葉は、あなたが思う以上に大きな影響力を持ちます。外に向かって発せられた言葉は跳ね返って、あなたに返ってきます。言葉は、言霊です。その使い方には十分注意しましょう。

2023年3月の13 使っている言葉を見直そう

例えば、あなたがある会社の経営者で、あなたの会社に入社した新入社員がこんなことを言ったとします。
「この会社、給料安いし、誰も知らないし、三流企業ですね」
そんな新入社員の言葉を聞いて、経営者であるあなたはどう感じるでしょうか。
おそらく、新入社員に対して嫌な印象を持つことでしょう。その新入社員のことがキライになり、憎たらしく思い、関係が悪くなるかもしれません。
「わがままを言うな。おまえ生意気だぞ」
「そんなにこの会社が嫌なら、辞めてもらっていいんだぜ」
腹立ちまぎれにそんなことを言う経営者もいるでしょう。恐怖で社員たちを黙らせ、最初から文句を言わせないようにする経営者もいるかもしれません。
でも、それでは根本的な解決にはなりません。実際に、給料が安く、誰も知らない三流企業という新入社員の言葉は、間違いではないかもしれないのですから。文句を言う社員が問題だと考えると、経営者は社員を黙らせようとすることになります。しかし、社員が黙っていられずに文句を言ってしまうほど会社の現状が問題であるならば、社員を黙らせようとするだけで会社の現状改善に取り組まないのはいけません。
もしあなたが経営者で新入社員から「この会社、給料安いし、誰も知らないし、三流企業ですね」と言われたら、まずは以下のように回答してみたらいかがでしょうか。
「なるほど、それならみんなで頑張って、給料が良いと言われる会社、知名度の高い会社、一流企業と呼ばれる会社に変えていこうじゃないか。そのために何をすればいいか、良い提案があれば君もいつでも言ってくれ」
このように言えば、新入社員は経営者のことを「意欲的で度量の広い人だ」と思うことでしょう。また、「自分も愚痴や文句を言うだけではいけない、積極的に良い提案をしていこう」、と気持ちを前向きするかもしれません。
経営者がどのような言葉を使うかによって、新入社員の行動は変わります。経営者の返事が「わがままを言うな」なのか、「良い提案があればいつでも言ってくれ」なのかで、新入社員の今後の行動は天と地ほどの違いが出てくるかもしれません。
あなたが使う言葉は、あなたが思う以上に大きな影響力を持ちます。経営者の言葉は、企業全体の将来を大きく変えます。経営の見直しをするとき、決算数値を見たり、人員配置を見直したりすることも大切ですが、経営者自身が自分の使っている言葉を見直すことは、それらに劣らないくらい大切なことです。
人の上に立つ人間、ましてや経営者であれば、言葉の使い方には十分注意しなくてはなりません。


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