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2023年3月の2 経営者に経営哲学があるか

企業を評価するとき、まずはその経営者を見ましょう。その経営者に経営哲学があるかどうか、そしてそれはどのような経営哲学なのかをよく観察しましょう。そして、経営者の経営哲学が企業全体にしっかり浸透しているかどうか、細部まで経営哲学が行きわたっているかをチェックしましょう。企業の将来を左右するのは経営者の経営哲学です。経営哲学があやふやな企業は、その将来もあやふやになっていきます。

2023年3月の2 経営者に経営哲学があるか

ここで経営哲学と言うのは、その企業が何者であり、何のために活動をするのかを明らかにしたものです。一般には企業理念とか経営理念と呼ばれることもあり、社会における企業の使命、企業が目指すべき将来像、そして企業がもたらす価値の3つに分類されることが多いです。企業経営者ははっきりした企業哲学を持つとともに、それを明示していくことが大切だといわれています。
経営者が経営哲学を持たなければ、企業はまとまりや方向性を失いますし、社会において価値のある存在とみなされにくくなります。従業員はいちいち細かく指示しないと何を目指して働けば良いかわからず、また顧客からの信用も得にくくなるでしょう。
経営者が経営哲学を明示することは、企業としての存在と目的を明らかにしていくことです。企業としてまとまりやすくなり、方向性もはっきりし、その存在価値を高めていくことがてきます。細かく指示されなくても従業員は向かうべき方向性がわかるようになり、また顧客の信用・ブランドイメージも高まりやすくなります。
時代は変化します。時代の変化と共に、経営哲学も変えていかざるを得ない場合もあります。しかし、経営哲学にはたとえ時代が変化しても変えるべきでない部分もあります。何を変えるべきで、何を変えてはいけないのか、経営者は慎重に考えなくてはなりません。
経営哲学は経営者と従業員、あるいは企業と顧客、また企業と社会環境とのコミュニケーションにも重要な役割を果たします。経営者はしっかりした経営哲学を明示するとともに、従業員や顧客等に徹底して浸透させましょう。また周囲の人々を裏切らないよう、その哲学に基づいた経営を確実に進めていくことが大切です。


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