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2023年5月の3 現実を見ること

人は往々にして、自分の気に入る話だけを聞き、気に入らない話を聞こうとしないです。しかし、経営者が自分の好き嫌いで情報を選別してしまうと、客観的で正確な判断が出来なくなってしまいます。特にワンマンの独裁的な経営者は、知らず知らずのうちに自分の好みで情報を選んでしまい、現実を見なくなってしまうことがあります。現実を見ましょう。正しく経営判断するあためにも、経営者は現実を見る術を身につけなくてはいけません。

2023年5月の3 現実を見ること

経営者が現実を見なくなってしまうと、会社は危うくなります。経営判断をする人が現実を見ていないのですから、間違った判断ばかりをしてしまうことになります。会社として間違った判断を繰り返してしまうと、会社は悪い方向に進んでいきます。場合によっては、破滅への道を選んでしまうことになるかもしれません。
会社を破滅に導かないためにも、経営者は正しい判断をしなくてはなりません。そして、正しい判断をするためには、今起きている現実を正しく見ることが必要です。経営を傾かせないためにも、経営者は現実を見る術を身につけなくてはなりません。
一番危ないのは、ワンマンで独裁的な経営者です。過去に大きな成功をしたワンマン経営者ほど、その成功体験にしがみついて「絶対に自分は正しい」と思いこみやすいです。
「絶対に自分は正しい」と思いこむ経営者は、現実を見なくなり、自分の失敗を認めようとせず、失敗を繰り返すことが多いです。経営者が現実を見なくなることは、会社にとって危険です。
それでは、「現実を見る」にはどうすれば良いでしょか。なにをすれば「現実を見た」ことになるのでしょうか。経営者はどうやれば「現実を見る」術を身につけられるのでしょうか。
経営者が「現実を見る」ためには、以下の方法が有効です。

①過去の成功体験を捨てること

過去の成功はもうすでに終わったことです。過去の成功体験を自慢し続ける経営者は嫌われますし、時代の変化を見逃しやすくなります。過去の成功体験を文書としてまとめ、マニュアル化するのは良いことです。しかし、過去の成功体験にいつまでもしがみつくのはいけません。

②人の話を途中でさえぎらずに最後まで聞くこと

人の話を途中でさえぎれば、重要な情報を聞き逃しやすくなります。愚かな人、早合点する人ほど人他人の話を途中でさえぎります。正しい判断をするためにも、人の話は途中でさえぎらずに最後まで聞きましょう。

③質問力を磨くこと

質問力を磨きましょう。他人からホンネや真実を引き出す質問のしかたを学びましょう。どんな質問をすれば有効な情報が引き出せるのかをマスターするのは、経営者として極めて重要なスキルです。

④自分の好みや感情を周囲に悟られないこと

自分の好き嫌いや感情を周囲に悟られてしまうと、周囲の人たちが気を使って事実を報告しなくなってしまう恐れがあります。出世をしたい人たちは、上司が好む情報ばかりを報告し、悪い情報を隠すようになります。周囲の人たちが悪い情報を隠さないようにするためには、自分の好みや感情を周囲に悟られないようにすることが大切です。

⑤まず全員の意見を聞き、意思決定は意見や情報がひととおり出そろってからにすること

情報が出そろっていないうちに意思決定をするのは危険です。思決定をすると、部下たちはそれ以降、報告や意見をしなくなってしまいます。本当に重要な情報は後から出てくることもあります。まず全員の意見を聞き、意思決定は意見や情報がひととおり出そろってからにしましょう。様々なコミュニケーション手法を使って、より多くの人から意見を聞くようにしましょう。

⑥腰低くへりくだり、こまめに掃除をすること

経営者こそ腰低くへりくだりましょう。威張っている人には意見を言いにくいものです。偉そうにすればするほど情報は集まりにくくなります。常にへりくだりましょう。そして、こまめに掃除しましょう。職場やその周辺を掃除していれば、周囲の人々から会社の評判や部下たちのしていることについて、意外な情報提供があるかもしれません。

経営者にとって大切なのは現実を見ることです。正しい判断をし、会社をより良い方向に向かわせるためにも、現実を見る術を身につけることが大切です。ぜひとも経営者はしっかり、正しく現実を見る術を身につけましょう。


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