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2024年4月の2 ものごとを正しく見ること

ものごとを正しく見ましょう。事実を正確に把握しましょう。間違った見かたをすれば、間違った判断をしてしまいます。事実の把握が不正確であれば、不正確な結論を出してしまいます。正しい経営判断をするためには、ものごとを正しく見ることが大切です。失敗する経営者の多くは、バイアスのかかった情報を信じ込んで、偏った考えで間違った判断をしています。間違った経営判断を繰り返せば、最終的には経営が行き詰ってしまいます。失敗しないためにも、経営をより良い方向に導くためにも、ものごとを正しく見るための習慣づけをしましょう。

2024年4月の2 ものごとを正しく見ること

優秀な経営者は正しい判断をするためにいろいろな工夫をしています。また、間違った判断をしてしまった場合でも、すぐに修正できるような工夫もしています。
ダメな経営者は思い込みや経験だけで判断します。思い込みや経験で判断してもうまくいく場合もありますが、失敗もしやすくなります。さらにひどい経営者は、間違った判断をして失敗した場合でも、意地になってそのまま続けようとして傷を拡げてしまいます。
失敗しない優秀な経営者になるためには、正しい判断をするための工夫、そして間違った判断を修正するための工夫をしていくことが大切です。
正しい判断をするための工夫としては、主に三つあります。
一つ目は、人の話を良く聞くこと。つまり傾聴を活用することです。傾聴を活用することでより多くの人々の深い見解を聞き出すことができます。
二つ目は現場・現物を重視すること。現場に行き、現物を見てこそ正しい判断ができます。現場に行かず、現物も見ていない人の意見で判断しないことが何よりも大切です。
三つ目は自らの先入観を捨てること。先入観は自分自身の好き嫌いの感情から発生します。好き嫌いの感情で物事を判断するのは大きな間違いです。経営者は好き嫌いの感情で物事を判断しないだけでなく、周囲の人間に自分の好き嫌いが知られないようにしなくてはなりません。
間違った判断を修正するための工夫も、主に三つあります。
まずは、部下や周辺の人たちに自由に正しい意見が言いやすい雰囲気や環境をつくること。経営が上手くいかない企業では、その職場が知らず知らずのうちに正しい意見が言いにくい雰囲気になっている場合が多いです。正しい意見が言いやすい職場では、たとえ経営者が間違った判断をしてもすぐに修正案が出やすくなります。
つぎに、業務プロセスについて大事なところが見えるようにしておくこと。大事な部分が見えれば、間違いに気づきやすくなり、修正も速くなります。大事なところが見えやすいかどうかで、問題の発見しやすさが大きく違ってきます。
最後は、経営者が自分の意地やプライドを捨てること。間違った判断が修正されないままズルズルいくのは、往々にして経営者の意地やプライドが原因になっている場合が多いです。より良い経営を目指すためにも、経営者自身のくだらない意地やプライドを捨てましょう。
ものごとを正しく見ること、そのための工夫をしていくことは経営者が正しく判断するための重要ポイントです。失敗しないためにも、経営をより良い方向に導くためにも、ものごとを正しく見るための習慣づけをしましょう。


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