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2024年4月の5 好き嫌いでものごとを見ないこと

好き嫌いでものごとを見ないようにしましょう。好き嫌いの感情が入ると、情報を正しくとらえられなくなります。知らず知らずのうちに、自分の好む情報だけを集めるようになり、好まない情報を見ないようになります。好きな人が言っていることは正しいと思い、嫌いな人が言っていることは間違っていると思うようになります。入手する情報が偏るだけでなく、情報への認知や判断が偏るようになるのです。好き嫌いの感情は認知バイアスと間違った判断の原因になります。

2024年4月の5 好き嫌いでものごとを見ないこと

偏った情報を集め、間違った認識をする経営者は正しい判断ができません。正しく経営判断するためには、経営者は情報を正しく見て、正しく認知し、正しく判断することが大切です。
間違った経営判断をしてしまう最大の要因は、好き嫌いでものごを見ることです。好き嫌いでものごとをみる人はどうしても偏った目線で情報を見て、バイアスのかかった認知をし、誤った判断をしてしまいます。経営者は好き嫌いでものごとを見るのではなく、正しい情報処理のしかたをマスターしなくてはなりません。
正しく情報を見るためには、自分がいつも見ていない角度から情報を見る必要があります。自分が好まない情報を見ること、自分と違う立場からの情報を見ること、あるいは自分と対立する人からの情報を見ることが、情報を多面的に見る助けになります。様々な角度から情報を見れば、自分がいかに偏った視点で情報を見てきたかがわかります。
正しく情報を認知するためには、一度は自分の好き嫌いの感情を捨てて情報を見直すことが必要です。好きな人が言っているからその情報は全て正しいと思っていませんか? 嫌いな人が言っているからその情報は全て聞く価値が無いと思っていませんか?
部下があなたに報告するとき、あなたは好き嫌いの感情を表に出していませんか? 上司が好き嫌いの感情を表に出してしまうと、部下は上司の気に入る情報だけを報告し、気に入らない情報を報告しなくなります。部下が適切に報告できるよう、経営者は好き嫌いの感情で物事を判断しないだけでなく、部下を含め周囲の人々に自分の好き嫌いが知られないようにしなくてはなりません。
経営判断をするときは、自分が正しい判断をしているかどうかを自己チェックしましょう。正しい経営判断とは後々この判断をして良かったと思うような判断です。正しくない判断は偏った情報、バイアスのかかった認知、そして自分の好き嫌いによる判断です。
もちろん、自分の好き嫌いによる判断が正しい場合もあります。ただ、より正しい判断をするためには、正しく情報を集め、正しく認知し、後々この判断をして良かったと思うような判断をすることが大切です。


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