ホーム＞トピックス＞2024年7月の１１ ウクライナ料理レストラン『ジート』で見たスローガン「失敗することを恐れるな、やろうとしなくなってしまうことを恐れよ」
ウインクあいちにあるウクライナ料理レストラン『ジート』がオープンして２カ月あまり経ちました。ウクライナ避難民たちの働く場として、また名古屋初上陸の本格的ウクライナ料理店としてオープン当初は注目を集めました。ただ、昨今の厳しい飲食店業界の状況もあって継続を危ぶむ声が聞こえています。そんな中でウクライナ人たちは「失敗することを恐れるな、やろうとしなくなってしまうことを恐れよ」をスローガンにメニューやサービスの改善に取り組んでいます。
ウクライナ料理レストラン『ジート』にてランチの新メニューが始まりました。ハンバーグにボルシチ、ちぎりパンにライス、サラダと盛りだくさんでボリュームたっぷりの限定メニューです。ランチでガッツリ食べたい人にはうれしい新メニューかもしれません。オープン２カ月過ぎたこの時期にこんな新メニューを出すのは、何か狙いがあるのでしょうか。
新メニューが出ただけではありません。既存のメニューや接客の仕方などを含めて、アンケートでお客様の意見を集めたりしながら、『ジート』は今、少しずつお店の改善に取り組んでいるようです。
『ジート』についてはオープン当初から経営を危ぶむ声が聞こえていました。コロナ禍後の飲食店業界は非常に厳しい状況だと言われているのに、飲食店経営のプロでもないＮＰＯ法人がレストランを運営していけるのか。日本語が不自由なウクライナ避難民がレストランで日本人に接客できるのか。システム化による人件費削減がトレンドになっている飲食店業界で「手づくり料理」や「人による接客」にこだわって大丈夫か。またそもそも集客できるのか、名古屋駅近く立地で高い家賃を払っていけるのか、などなど心配を挙げだしたらきりがないくらいです。
しかし、名古屋のウクライナ人たちは慣れない日本語での接客し、新メニューを開発し、アンケートで意見を集めて改善に取り組んでいます。彼らの働く場所である『ジート』を守り、繁盛させていくための取り組みを続けているのです。
レストランの奥をふと見ると、ホールと厨房を仕切る暖簾がかかっていました。その暖簾に書かれていたスローガンは「Don't Be Afraid To FAIL. Be Afraid To Not TRY （失敗することを恐れるな、やろうとしなくなってしまうことを恐れよ）」。どうやら彼らの取り組み姿勢の根底には、このスローガンがあるのかもしれません。
【クラウドファンディング募集ページ】
開業にあたってクラウンドファンディングを始めております。ウクライナ避難民の雇用をはかり、伝統的で栄養たっぷりヘルシーな料理文化の普及を目指します。是非ともご協力いただきますよう、よろしくお願いします。
心温まる料理と笑顔で文化の架け橋に。ウクライナ料理レストラン「ジート」を名古屋のウインクあいちでオープンします！｜ローカルクラウドファンディングOCOS
