ホーム＞トピックス＞2024年7月の８ 歴史のあやまちを反省しなければ、そのあやまちを繰り返してしまう
「歴史は繰り返される」と言われます。でも、歴史は常に繰り返されるわけではありません。歴史を学び、そのあやまちをしっかり反省できていれば、同じ過ちを回避することができます。逆に、歴史のあやまちを反省しなければ、同じようなあやまちを繰り返してしまいます。同じような過ちを繰り返さないためには、歴史を正しく学び、そこから適切に反省することが大切です。
歴史を学びましょう。そうして、その本質を読み取る能力を身につけましょう。歴史には往々にしてウソや思い込み、偏見が書き込まれています。それは戦争の勝者や時の権力者に都合の良いように書き換えられています。
まずは、歴史にはウソが少なからず含まれていることを覚悟しましょう。そして、謎解きをするように歴史を学びましょう。短絡的で単純な答えに飛びつかないようにしましょう。
歴史を書いた人が偏った思想を持っている場合があります。その歴史書は、読んだ人たちに一定の思想に向かわせるよう誘導しようとして書かれたものかもしれません。歴史書を詠むときは、それを書いた人がどんな人で、どんな立場から書いたのか、どんな思想を持っているのか、よく注意して読みましょう。
「歴史のあやまち」について、その本質を見つけ出しましょう。複雑にからみあう表面的な現象を整理しながら、その奥にある本質を探っていきましょう。
「歴史のあやまち」から何を知り、何を学ぶことができたかを考えましょう。そして、その学んだことを活用すれば「歴史のあやまち」を回避できるかどうかを考えてみましょう。
歴史を学ぶ目的のひとつは、歴史のあやまちを繰り返さないことです。歴史のあやまちを繰り返さないためにどう考えるべきか、何ができるのか、謙虚に反省しましょう。愚か者は歴史のあやまちを繰り返します。知恵のある者は、歴史のあやまちを回避することができます。
