ホーム>トピックス>2024年11月の6 パワハラは相対的なものである
パワハラは相対的なものです。一般的にパワハラには類型があり、それらの類型に当てはまる行動をすればパワハラと認定されやすくなります。しかしながら、大声で怒鳴ったり、机をどんと叩いたりしたら必ずパワハラというわけではありません。その行動を切り取ればパワハラに見えても、その時の状況によってはパワハラでない場合もあります。逆に、言葉も穏やかで普通に見えるような話し方でも、パワハラとなることはありえます。パワハラとなるかどうかはm、それを受けた人の気持ちによって左右されます。
パワハラには6類型があるとされています。すなわち身体的攻撃、精神的攻撃、人間関係切り離し、過大要求、過小要求、個の侵害の6つです。
暴力や暴言は周囲の目にもパワハラであると感じやすいです。しかしながら、その時の状況によれば必ずしもパワハラとはいえない場合もあります。暴力や暴言がパワハラになるかどうかは、それを受けた人の気持ちによって左右されます。
逆に、言葉も穏やかで周囲の目からは普通の話し方と思われるような内容でも、パワハラとなりうる場合があります。とりわけ人間関係の切り離し、過大要求、過小要求、個の侵害については、それを受けた人がパワハラだと感じるかどうかは人によって大きく違ってくると思われます。
誰かがとった一つの発言や行動についてパワハラかどうか判定するのは困難です。おそらくはパワハラかパワハラでないかで意見が分かれるのが普通だと思います。それに、パワハラを受けたとされる人の気持ちを推測するのも難しいですから、多人数いる会議体にて全員が一致してパワハラだと認めるというのはちょっと考えにくいです。