ホーム>トピックス>2024年11月の8 汚職や腐敗から最も遠い政治家を選ぶ方法
政治に汚職や腐敗がはびこれば、国家は混乱し衰退します。汚職・腐敗がひどいと国家は滅んでしまうかもしれません。逆に、汚職や腐敗と無縁な政治家が活躍すれば、国家は発展し成長していきます。どんな政治家を選ぶかによって、国家の命運は大きく変わっていきます。ここでは、有権者として汚職や腐敗から最も遠い政治家を選ぶ方法について考えてみましょう。
汚職や腐敗は人間の私利私欲によって発生します。選挙に選ばれて政治家になれば、政策を決め、政府の巨額の金を動かす意思決定をする地位を手に入れます。中にはその職権を濫用して、私利私欲のために汚職に手を染める政治家もいます。
どんな人でも私利私欲はあるものです。でも、政治家として有権者に選ばれ、特別な地位についた人が私利私欲のために汚職に手を染め、腐敗してしまうのはいけません。有権者はどのような人が汚職に手を染めやすいかを見抜き、汚職や腐敗に染まりやすい政治家を選ばないようにしなくてはなりません。そのためには、汚職や腐敗から最も遠い候補者を政治家として選んでいくことが大切です。
では、どのような候補者を選べば、汚職や腐敗を防ぐことができるでしょうか。
1.利権団体から献金を受け取っていないと明言する候補者を選ぶ
特定の利権団体から献金を受け取っている政治家は、その利権団体のために便宜を図るようになります。基本的に政治家はどんな団体から政治献金を受け取っているか、あまり積極的には話しません。ですが、候補者の中には「利権団体から献金を受け取っていない」と明言している人もいます。できるだけ利権団体から献金を受け取っていない候補者を選ぶことが、利権による汚職や腐敗を防ぐためには有効です。
2.自らの報酬をカットすると明言する候補者を選ぶ
自らの報酬をカットすると明言する候補者は、それだけお金に対する執着が少ないと考えることができます。できれば、自分のお金のためでなく、有権者のために働く政治家を選びたいですよね。わざわざ自らの報酬をカットすると明言しているのであれば、お金にはクリーンな人だと期待できるでしょう。
3.恒久減税を第一の公約に掲げる候補者を選ぶ
減税すると一時的にも予算が減り、利権が少なくなります。あえて利権が少なくなる恒久減税を訴えるということは、利権にしがみつくつもりがない人だと考えてよいでしょう。予算が縮小されればそれだけ汚職や腐敗もやりにくくなります。恒久減税を第一の公約に掲げる候補者は、汚職や腐敗から最も遠い政治家になることが期待されます。
逆に、選んではいけない候補者についても考えてみましょう。
1.補助金の導入を強く主張する候補者は選ばない
取って配る補助金制度が導入されると利権構造が生まれ、汚職や腐敗の温床になりやすいです。税金を取って補助金を配るのであれば、最初から取らなければ良いのです。もしかしたらその候補者は、補助金の恩恵を受ける企業と癒着しているのかもしれません。
2.カジノなど統合型リゾート(IR)やテーマパーク誘致を強く主張する候補者は選ばない
誘致活動は、汚職の温床になりやすいです。それにリゾートやテーマパークは事業として成功するかどうかは未知数です。場合によっては収益が得られず、赤字垂れ流しになる恐れがあります。
3.不自然なまでに外国企業のために便宜を図る政策を主張する候補者は選ばない
政治家がやたら外国企業のために便宜を図るようであれば、その政治家は外国企業からお金を受け取っているのかもしれません。私たちは政治家たちが私たちの国のためでなく外国のために働いていないか、注意しなくてはいけないかもしれません。
汚職や腐敗がはびこれば、国民は政治家のことが信用できなくなります。何を信じてよいかわからなくなり、デマや陰謀論、あるいは外国のプロパガンダが広まりやすくなります。デマや陰謀論、あるいは外国のプロパガンダが広まるのを防ぐためには、何よりもまず政治家たちが不正をせず、国民から信頼される必要があります。
そしてまたなによりも私たち有権者が、汚職や腐敗から最も遠い候補者を政治家として選んでいくことが大切です。