ホーム>トピックス>2025年1月 データを正しく見る方法を学ぶ
経営者はデータに基づいて正しく判断しなくてはなりません。間違ったデータや偏った情報で動いてしまうと、とんでもない失敗をしてしまうかもしれません。思い込みやカンのみに頼るのはリスクが高すぎます。経営者が頼るべきは正確なデータです。そして判断するときは感情やその場の雰囲気に流されないようにし、冷静で客観的な判断が求められます。なにより経営者は、データを正しく見る方法を学ぶことが必要不可欠です。
データを疑うクセをつけましょう。誰かから受け取ったデータをそのまま信用するようでは、経営者失格です。
データ資料を誰が作成したのか、誰が編集したのかを確認しましょう。データ資料は必ず作成者、編集者の主観や思惑の影響を受けます。資料の作成者・編集者はあなたにどのような行動を起こさせたいのでしょうか。その思惑に引っかからないようにしましょう。
データそのものの信頼性もチェックしましょう。データは正確に測定されたものでしょうか。改ざん、ねつ造されている場合もあれば、測定ミスのデータが含まれている可能性もあります。偏った条件で測定されると、データも偏ってしまいます。データそのものが正確でなくければ判断も間違ったものになってしまいます。
データの傾向を把握するためにはグラフを作成すると便利です。しかし、誰かによって作成されたグラフにも注意が必要です。意図的に歪んだグラフを作成して、経営者に間違った判断をさせようとする悪意を持った人もいるかもしれません。グラフを見るときは、不自然な表示をしていないかよく注意しましょう。
経営者がデータ見るのは、正しい経営判断をするためです。間違った経営判断をしてしまわないためにも、日頃からデータを見る習慣をつけましょう。そして、データやグラフのウソを見抜く練習をしましょう。正しい経営判断をするためにも、データを正しく見る方法を学びましょう。