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おクスリの効果と危険

精神科に行ってうつ病と診断されると、抗うつ剤などのおクスリを処方されます。おクスリにはそれぞれ効果がありますが、同時に望ましくない副作用があります。

おクスリの効果と危険

うつ病は一般に、脳神経伝達物質の異常が原因です。抗うつ剤はその脳神経伝達物質を正常に作用させるために処方されます。抗うつ剤には何種類かあり、それぞれ副作用があります。新しいおクスリほど副作用が少ないという触れ込みですが、人によっては新しいおクスリで大きな副作用が出る場合もあります。
抗うつ剤の副作用が出れば、さらにその副作用を抑えるためのおクスリが処方されます。たとえば吐き気が出れば吐き気を抑えるおクスリなどです。
おクスリは他にも、睡眠薬や抗不安剤などが処方されます。
少しずつおクスリを増やしていく精神科医もいれば、いきなりたくさんのおクスリを処方する精神科医もいます。
おクスリを増やしてずっと飲み続けると、精神的にもおクスリに依存するようになります。おクスリへの依存度が高まると、たまたまおクスリが切れたり、飲み忘れたりすると激しく不安になります。そのため、ひとたびおクスリを飲むようになると、ずっと飲み続けるようになります。
何年もお薬を飲み続けて一向に快方に向かわないのであれば、治療方針そのものに問題がある可能性が高いです。しかし、ひとたびおクスリをを飲む治療を始めると、方針を変えるのはなかなかむつかしくなります。
おクスリは適切に使えば効果がありますが、うつ病を克服するためにはおクスリに頼り過ぎないことも大切です。

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うつとうつ病

うつは病気ではない
うつ(鬱)というのは、気分が晴れずに沈んだ状態のことをいいます。気分が沈んだままで回復しないと「うつ病」と呼ばれ、精神科で病気のひとつとして取り扱われています。それは、うつとはどんな病気なのでしょうか。
うつ病の定義
日本には現在、うつ病患者が100万人いるといわれています。厳しい競争社会と精神的孤立、疎外感が人をうつ病へと追いやっています。うつ病は今、深刻な社会問題になっているといえるでしょう。
うつ病の原因
人によっては抗うつ剤などのおクスリが効かず、何年も苦しむことがあるうつ病ですが、その原因は一体、どこにあるのでしょうか。社会生活の中でどんなことをしているとうつ病になりやすいのでしょうか。
うつ病の症状
うつ病は早期に発見して、その原因を取り除いていくことで克服がしやすくなります。そのためにも、うつ病が始まったら出来るだけ早期に対策できるように、その症状をよく理解しておくことが大切です。
うつ病ではないもの
うつ病にはさまざまな症状があります。しかしうつ病によって発するといわれる症状の多くははたとえうつ病ではなくても発症することがあるものです。症状を見ただけでは、うつ病との区別はなかなかつきにくいものです。
「悩み」と「うつ」の違い
「悩み」と「うつ」は違います。生きていくうえで悩みはつきものですし、悩むこと自体は決して悪いことではありません。現代の家庭環境や学校、社会環境などを見れば、悩まないほうがおかしいくらいです。

うつ病の治療

精神科の憂鬱
うつ病にかかった場合は通常、精神科にて診察をしてもらいます。精神科医は精神すなわち脳神経や心の病気を診察するお医者さんです。お医者さんからうつ病と診察されれば、抗うつ剤などのおクスリを処方してもらえます。
おクスリの効果と危険
精神科に行ってうつ病と診断されると、抗うつ剤などのおクスリを処方されます。おクスリにはそれぞれ効果がありますが、同時に望ましくない副作用があります。
カウンセリングの功罪
うつ病などの精神治療において最近重視されているのが心理カウンセラーによるカウンセリングです。カウンセリングを受けることによって、うつ状態がかなり緩和されたり、回復することもあります。
内観法
感謝とよろこびの気持ちを育てるのに効果的といわれるのが内観法です。内観法によりゆっくりとリラックスしながら自分自身と向き合うことにより、心理的安定を取り戻すとともに感謝の気持ちが芽生えてくるといいます。
職場の支援
いまや職場でもうつ病対策に取り組まないわけにはいかない時代にななってきました。職場でうつ病を未然防止し、またうつ病になった患者を支援していくことが、職場としての競争力の維持、向上のためにも重要です。
「過去」の見かたを変える
うつ状態の人の多くは過去のことを悔やんでいたり、過去のことで悩んでいたりします。うつ病克服のためには、過去に起きたことの見かたを変えていくことで悩みや悔やみから自分を解放していきます。
「治す」という意志
うつ病にかかったとき、どうすれば症状を軽減できるでしょうか。どのようにすれば、この病気を克服できるでしょうか。症状を軽減し、うつ病を克服するために重要で不可欠なもの、それは、自らうつ病を「治す」という意志を持つことです。

うつ病の予防

食事と生活習慣
うつ病は気分が深く沈みこみ、長期間にわたって回復できない心の病気です。うつ病にはいろいろな要因があるといわれていますが、毎日の食事、そして生活習慣もうつ病に影響するといわれています。
清潔で明るい環境に
うつ病は気持ちが深く沈んだままの状態で回復できない病気です。うつ病にならないためには、うつになりやすい環境から遠ざかることです。自分の生活空間、生きていく環境を明るく、清潔に保って、気持ちよく毎日を過ごすことが大切です。
愛すること
愛すること、愛を与えることは、人生を、生活をこころ豊かなものにしてくれるだけでなく、うつ病の予防にも役立ちます。愛のエネルギーを発することが出来る人は、うつ病を克服するチカラも備えているのです。
気持ちの切り替え
うつ病を予防するために、うつ病になりにくくなるためには、気持ちの切り替えが上手になることが大切です。気持ちの切り替えが上手になることで、精神的に同じような状態が長く続くのを防ぐことができます。
柔らかい脳
うつ病は脳神経伝達物質の異常であるといわれています。脳のホルモンに関わる病気ということは、脳そのものの働きが弱くなっている可能性があります。うつ病予防のためには、脳を活性化させ、頭を柔らかくする必要があるのかもしれません。
時間の使い方
一日をどのように過ごすのか、時間をどのように使うのかによって、人の精神状態は大きく変わってきます。時間を上手に使うことで、充実した毎日を過ごせるだけでなく、うつ状態がひどくなるのを防ぐことができます。
責任範囲と「許す」こと
人は理不尽に責任を押し付けられたと感じたり、自分あるいは他人の責任だと強く感じることでうつ状態になることがあります。うつの予防と対策のためには、自分の責任をコントロールできる範囲にし、また「許す」気持ちを持つことが大切です。
自己暗示
うつ病になりやすい人は悪いほうへ、悪いほうへと考えを向けてしまう傾向があります。悪くなる、良くないことが起こると考え続けることが自己暗示となって、いっそう気分が落ち込んでしまうのです。
喜ぶべきことに注意
人間関係とその変化が、うつ病のきっかけとなることがあります。特に自分が望んで努力し、実現したことが人間関係の望ましくない変化をもたらしたとき、人はうつにかかりやすくなるといわれています。

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