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性と社会的抑圧

世の中の人々を狂わせるのは恋心です。社会生活を営んでいる限り、人は多かれ少なかれ何らかの性的抑圧を受けています。心理学においても、性とその抑圧を分析することは人々の行動を理解するための重要なヒントになります。

性と社会的抑圧

人間は社会的な動物です。社会生活の中では性衝動をむき出しにするわけにはいきません。とはいえ、強い倫理観であらゆる性的な欲求をおさえつけてしまうと、人の心にはさまざまな歪みが生じます。
性を抑圧しているのは社会であり、家庭であり、また自分自身でもあります。社会の中で、抑圧されながらも「変わらぬ自分」を演出するために、ひとはいわば「仮面」をかぶって生活しています。
社会的抑圧が人々に「仮面」をかぶらせます。「仮面」をかぶることで、本心を隠すことができます。そして「仮面」の人を演じるのです。
たとえば、恋愛や結婚に興味が無いふりをしたり、「やさしいひと」、「冷たいひと」を演じたりします。「仮面」は、社会的抑圧の中で自分が生きていくために、自分で作り上げたものです。
男性も女性も、心の中に異性像を描いています。実際の異性は、心の中の異性像とはかなりのギャップがあることが多いです。異性への期待が大きいほど、そのギャップの大きさに直面したとき、深い心の傷になります。
性とその社会的抑圧は人々の行動に大きな影響を及ぼしています。それは極めて複雑で、心理分析がむつかしいところでもあります。

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ユング心理学

夢と心理分析
私たちは寝ているときにいろいろな夢を見ます。夢は覚えているときもあれば、覚えていないときもあります。たとえ全く覚えていないとしても、ほとんどの場合睡眠時間中に何度か夢を見ているのだそうです。
複数の無意識
人間には意識と無意識があるそうです。日常生活を営む中では、意識が考え、意識が行動を支配しているように見えます。しかしながら、無意識はいろいろなところで人々の行動や考えに影響しています。
ユングと臨床試験
心理学の臨床試験で有名なのはフロイトです。フロイトは様々な臨床データについてそれぞれ個別に診察、判断し、その内容は広く知られてフロイト心理学の基礎となっています。フロイトこそ臨床心理学の祖といえるかもしれません。
性と社会的抑圧
世の中の人々を狂わせるのは恋心です。社会生活を営んでいる限り、人は多かれ少なかれ何らかの性的抑圧を受けています。心理学においても、性とその抑圧を分析することは人々の行動を理解するための重要なヒントになります。
神の存在
人々の考えを方向づけ、行動を支配するのはどのような要因があるのでしょうか。人の心を規制するものとしては、例えば自分自身のプライド・見栄、社会の規則や習慣、人々の目などがあります。

宗教と人間心理

誰が何を作ったのか
神のことを創造主、あるいは造物主と呼ぶことがあります。これは、神がすべてのものを作ったという宗教的考えに基づくものです。家があるのは誰かが家を作ったからです。井戸があるのは誰かが堀ったのです。
信仰の必要性
人は生まれ、年をとり、病気になり、そしていつか死にます。生きている限り人間は苦しみ続けます。地位や名誉を手に入れても、大富豪になっても、子供がたくさんできても、苦しみはなくなりません。
ヨブ記とユング
世の中は時として理不尽なことが起きます。努力した人が報われず、正しい人が罰せられます。悪徳に満ちた人が大富豪となり、善人が貧しくて苦しい生活を強いられるのを見ると、何と世の中は不公平だと思うことでしょう。

現代社会と心理

統合失調症やうつ病
人の心にはさまざまな性格が混在しているようです。同じ人でも、明るく楽しくふるまっているときもあれば、暗く落ち込んでいるときもあります。怒っているかと思えば、その後すぐに機嫌が直っていたりします。
恋愛失敗パターンからの脱出
恋愛は非常に失敗しやすく不安定です。恋愛が失敗する要因、それはいろいろな所に潜んでいます。出会い、会話、交際、告白、性的な交わり、特別な関係の維持など、初期段階から関係が深まった段階まで、失敗の種は尽きません。
社会のいじめと暴力を防ぐもの
現代社会はいじめや暴力が横行しています。弱者はますます剥ぎとられ、強者はますます勢いが盛んになります。社会の中で人種や信条によって差別を受けたり、暴力被害を受ける人たちは後をたちません。
神と人間
神は存在するのでしょうか。神とはどんな存在なのでしょうか。神は人間をどのように作ったのでしょうか。そして、人間は神をどのようにとらえ、考えるべきなのでしょうか。神とは一体、何なのでしょうか。

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