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基礎をつくり、基本に忠実

勝つために必要なこと、それは基礎をつくり、基本に忠実なことです。基礎ができていなければ戦うことはできません。基本に忠実でなければ戦いでミスをし、致命的なダメージを負うことになります。

基礎をつくり、基本に忠実

基礎とは、戦いに勝利するために必要なものすべてです。すなわち兵士とその士気、食料とその補給路、武器・弾薬、負傷者の治療体制、チームワーク、指揮系統と忠誠心、十分な訓練と戦争に耐えうる国力です。
これらのどれか一つが欠けても、勝利は危ういものになります。また、開戦当初は充実していても、戦争が長引くと戦死者は増え、士気は落ち、国力は衰えます。短期決戦のつもりで始めた戦争が泥沼化するのはよくあることです。
ですから、どんな戦争を始めるにしろ、長期的な視点で基礎を作り、備えをしておくことが必要不可欠です。一度戦争を始めてしまうとなかなか終結させるのはむつかしくなります。開戦前は感情に走ることなく、しっかり基礎づくりをしておくことが肝要です。
戦いをするときは、基本に忠実でなくてはなりません。基本がしっかり出来ていてこそ、いろいろな予想外の事態に臨機応変に対応できるものです。基本が出来ていない状態でいきなり戦場に赴けば、地形や天候、兵士の士気や敵のかく乱に惑わされて散々な目にあいます。
基礎を作り、基本に忠実であること、それは戦いで勝つための必要条件です。

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孫子兵法について

戦わずして勝つ
どのような戦いにしろ、戦う前にほとんど勝負は決まっています。ビジネス競争にしても同様で、ライバルが戦いを挑んできてからあわてて対応していては手遅れです。戦う前の準備、鍛練、そして駆け引きが勝負を左右します。
自分と相手のことをよく知る
世の中は競争社会です。私たちは常に厳しい競争にさらされ、戦い続けなくてはなりません。競争で勝ち残るためには、戦う相手をよく研究し、その相手に勝てるように自らを変化させないといけません。
現場へ行き、現実をよく見る
ひとたび戦いが始まると予想外なことが次々と発生します。どう動くか、どんな戦いかたをするかは始まってみないとなんとも言えません。戦況をよく見ながら臨機応変に動くことが、戦いでは求められます。
戦いの主導権を握る
戦いは先手必勝なのでしょうか、それとも先に動いた方が負けなのでしょうか。圧倒的勝利をおさめるためには、相手が準備していないところを一気に動いて機先を制する先手が有利のような気がします。
不意を突き、裏をかく
戦いは勝たなくてはなりません。戦いに負けてしまうと損失・被害が大きく、二度と回復できないかもしれません。一度戦うと決まったからには、どんな手段を使ってでも勝つことを考えることが大切です。
戦いで何を失うか
戦いによって人は多くのことを失います。国と国とが戦争をすれば、国は疲弊し人々の生活は苦しくなります。勝利をすればまだ相手国から金品やら物資やらを分捕ることもできるでしょうが、負けてしまうと悲惨です。
基礎をつくり、基本に忠実
勝つために必要なこと、それは基礎をつくり、基本に忠実なことです。基礎ができていなければ戦うことはできません。基本に忠実でなければ戦いでミスをし、致命的なダメージを負うことになります。
情報が生命線
戦いにおいて情報は生命線です。敵の情報が何もない状態では、まともに戦っても勝つことはなかなかできません。あらかじめ敵の情報を入手し研究しておけば、戦いを有利に進めることができるようになります。

ビジネス戦略

組織のつくり方
ビジネスは組織力が重要です。組織をどうつくり、組織をどう活かすかによって、ビジネスの成否は大きく違ってきます。戦う前の組織のつくり方によって、ビジネスの勝敗は決まってしまうといっても過言ではありません。
情報戦の時代
今は情報化社会といわれています。情報メディアは世の中にあふれています。テレビ、新聞、雑誌、ラジオ、そしてインターネットなどから毎日大量の情報が流され、そのすべてに目を通すことはほとんど不可能です。
リスクマネジメント
ビジネスでリスクはつきものです。リスクを恐れていてはいけませんが、リスクを把握せずに目をつむって切り込んでいくのは無謀です。勇気を持って戦いに挑むのも大切ですが、同時にリスクマネジメントも大切です。
シミュレーション
「勝負はやってみなければわからない」などと言います。たしかにお互いに鍛錬が行き届き、気力も充実しており、さらにある程度実力が拮抗している場合は勝負もどうなるかはわかりません。しかし、ほとんどの場合はそんなに条件がそろうことはありません。
環境の制約条件
人は環境の影響を受けます。環境は様々な制約をつくります。環境がどのような制約条件を私たちに与えるのかによって、ビジネスのしかたが変わってきます。当然ライバルとの戦い方も変わってくるのです。
戦略と戦術
ひとたび戦いが始まると、その状況は刻々と変化します。戦況の変化はゆるやかなようでいて時として非常に激しくなります。激しい戦いの中では戦況が極めて厳しくなるなど、判断を迫られる場面が数多くあらわれます。
戦わずして負けるなかれ
平和ボケは、国を滅ぼします。戦いの無いときこそ、戦いに備えて勝つための準備をするべきです。平和であればなおさら、日々鍛練を怠らずに、いつでも勝てるような体制にしておくことが大切です。
生兵法はケガのもと
孫子兵法は文章が短く、示唆に富んだ数多くの言葉があります。しかしそれらはともすれば誤解や早合点を生みやすく、兵法を間違って解釈してとんでもない過ちを犯す人も少なくありません。

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