持続可能な開発目標(SDGs)と企業の行動方針について>国家戦略について
SDGsは環境の保護や社会の持続のために重要だとされています。しかし、SDGsへの取り組みが国家を危うくすることもあります。やみくもにSDGsへの取り組みを進めることは経済の停滞や縮小につながります。国の経済が停滞・縮小し、国際競争力を失うようでは、国家が滅んでしまうかもしれません。SDGsはただやみくもに取り組むのでなく、諸外国の動きや方向性をにらみながら、国家の成長を目指して取り組み方法について戦略的に考えていく必要があります。国家を滅ぼさないよう、安定的に成長させていくためには、SDGsへの取り組みについても国家戦略が必要です。
SDGsは国家にとって軍縮の一種だといわれています。軍縮は国家の財政負担の軽減や国家間の緊張緩和のために重要と考えられています。しかし軍縮は国家を危うくすることもあります。周辺国が軍拡している中で自国だけ軍縮しているようでは、国家は周辺国におびえながら過ごすことになります。場合によっては外国に攻め滅ぼされてしまうかもしれません。
SDGsもまた、環境の保護や社会の持続的発展のために重要と考えられています。同時に、SDGsへの取り組みが国家の国際競争力や経済発展を阻害し、国家を危うくすることもあります。
現状では、SDGsを特定の政治家や企業を「攻撃する道具」として利用する動きが目立ちます。自分たちが馬鹿正直に取り組むよりも、他の組織が真面目に取り組んでいないと攻撃した方がラクですし、自分たちの利益になりやすいからです。
また、「SDGsに取り組んでいるフリ」をする企業やコンサルタント等も目立つようになってきました。中身がスカスカなのに「私たちはSDGsに取り組んでいます」とアピールばっかりしている企業たちが次から次へと出てきています。SDGsはもはや、中身の無い宣伝道具に過ぎなくなってしまっているのかもしれません。
国家は、国際連合により採択されたSDGsの文章を読んでそのまま馬鹿正直に取り組めばよいわけではありません。
SDGsへの取り組み状況が外国や自称環境団体などからの攻撃材料にされないよう気をつけなくてはならないのはもちろんのこと、国内外の関心事に敏感になり、国家として経済力を失わないよう適切に素早くメディアを活用した宣伝工作をしていく必要があります。
もちろん、国益を守り、効果的な宣伝工作をしていくためには、適切で応用力のある国家戦略を立てていくことが大切です。国際社会を俯瞰しつつ、どのような国家戦略をたてていくかによって、国家の将来は大きく左右されます。
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