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場所・雰囲気

場所とその雰囲気はそこにいる人々の心理に大きく影響します。組織が効果的かつ活発に機能するためには、場所や雰囲気を工夫することが求められます。組織がうまく機能せず、ビジネスがうまくいかないのは、ひょっとしたらその場所や雰囲気が原因かもしれません。経営者は組織を効果的に動かしていくためにも、場所や雰囲気に十分気を付ける必要があります。

場所・雰囲気

場所に注意しましょう。その場所は便利ですか、それとも不便ですか。人通りが多いですか、それとも少ないですか。高いですか、それとも低いですか。広いですか、それとも狭いですか。分かりやすい場所ですか、あるいはわかりにくい場所ですか。
組織は場所の影響を受けます。場所によって人の流れが変わり、物の流れが変わり、お金の流れが変わるからです。場所が変われば、組織そのものを見直す必要があります。
雰囲気に注意しましょう。組織の雰囲気は明るいですか、それとも暗いですか。うるさいですか、それとも静かですか。活動的ですか、それともあまり動きませんか。風通しは良いですか、それとも空気がよどんでいますか。組織にいる人々は強気ですか、それとも弱気ですか。人々は助け合っていますか、それとも足を引っ張り合っていますか。適度な緊張感はありますか、それともたるんでいますか。開放的ですか。閉鎖的ですか。変化に柔軟に対応していますか。それとも変化への対応は鈍いですか。
組織の雰囲気は、組織そのものの将来を大きく左右します。雰囲気の良い組織は発達しやすいですし、雰囲気の良くない組織は衰退しやすいです。
組織を発達させていくためには、良い場所を選び、良い雰囲気をつくることが大切です。経営者の仕事は、良い場所と良い雰囲気を組織に提供することだと言っても過言ではないかもしれません。

糸と布

組織とはもともと、糸を組んで布を織ることからきた言葉です。糸を織り込んで布をつくることで、一本の糸ではできなかったことが出来るようになります。人間も同様に、組織をつくることで、一人ではできなかったことが出来るようになります。糸が布になることで、その機能や活動の範囲は大きく広がるのです。

人・物・金

組織をつくるときに考えていきたいのが人・物・金の流れです。人はどこからきて、どこへ行くのか。物はどのようにして動いていくのか。そして、お金の流れにはどんな法則があるのか。人・物・金の流れを把握し、それがうまく流れていくようにしていくことが良い組織作りには欠かせません。人・物・金は組織を動かす重要な要素です。

場所・雰囲気

場所とその雰囲気はそこにいる人々の心理に大きく影響します。組織が効果的かつ活発に機能するためには、場所や雰囲気を工夫することが求められます。組織がうまく機能せず、ビジネスがうまくいかないのは、ひょっとしたらその場所や雰囲気が原因かもしれません。経営者は組織を効果的に動かしていくためにも、場所や雰囲気に十分気を付ける必要があります。

集まる理由

組織は人の集まりです。人が集まるには理由があります。人がどんどん離れていけば、せっかくつくった組織は崩壊していきます。組織を維持し、安定させ、そして発展させていくためには、組織に人が集まるように工夫していかなくてはなりません。組織を発達させていくためにも、その組織に人が集まる理由をつくっていくことが大切です。

競争と助け合い

組織が発達するには、その組織で人々が競争し、同時に助け合うことが大切です。競争をしないと目標や意欲が失われ、人々の心が離れていきます。しかしながら、競争ばかりだと人々が足の引っ張り合いをするようになり、組織内の雰囲気が悪くなります。組織が良くまとまるためにも、競争だけでなく助け合いが必要です。競争と助け合いは、組織を活性化し発達させていくために大切な二つの要素です。

目的・夢・目標

組織の発達には、目的、夢、そして目標が欠かせません。何のための組織で、将来どうなりたくて、どんな目標を持っているか。組織としてはっきり未来に向けての方向性があれば、そこに向かおうとするエネルギーが出てきます。それは個人が持つ目的・夢・目標と似ています。しかしながら、組織の目的・夢・目標は個人とは異なる特徴があります。

自己浄化

組織は、作られた当初は高い理念や目標があり、集まった人々も活気に満ちていることが多いでしょう。しかし、実際に運営が始まってみると様々なトラブルに直面し、あるいは思うように機能しなかったりして、だんだん理念や目標が見失われていきます。組織が理念や目標を見失うと、だんだん機能が劣化して、組織の人々の心も汚れてきます。常に健全で活気ある組織を維持していくためには、組織そのものに自己浄化の機能を付けることが大切です。

人々の幸せ・不満

組織は人の集まりです。人が組織を変え、組織が人を変えます。組織の中で人は幸せを感じ、また不満を感じます。多くの人々を幸せにする組織もあれば、人を幸せにしない組織もあります。人々を不満にさせる組織もあれば、不満を感じさせない組織もあります。同じ目的で同じように動いている組織でも、その組織の中での人々の心理状態は大きく異なります。

ルールとマナー

人が集まればトラブルが発生しやすくなります。組織の中の誰かの迷惑行為が、他のメンバーや組織の外の人々を不愉快にすることがあります。トラブルや迷惑行為を防止し、あるいはトラブル発生時の対処方法を明確にするためには、ルールやマナーを決めておく必要があります。ルールやマナーの設定と見直しは、組織の健全な運営には欠かせません。

発達と障害

組織は順調に発達する場合もあれば、あまり発達しない場合もあります。ある程度の規模まで調子よく発達していた組織が、急に発達を止めてしまう場合もあります。組織が発達しないのは何らかの障害があるからかもしれません。組織の発達を止める障害は、組織の内部にある場合もあれば、外部にある場合もあります。

崩壊と代謝

組織は時として外部の圧力により、あるいは内乱により崩壊します。つくられた組織は、そのままではいずれ崩壊します。組織が崩壊しないためには、組織そのものが変化を続ける必要があります。変化できない組織は崩壊しやすいです。組織は部分的に崩壊しながらも代謝を続けることで、組織全体として維持・発達することができます。

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