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人は偏見と思い込みで行動する

人には多かれ少なかれ、偏見や思い込みがあります。偏見や思い込みは、時として人々を異常な行動に駆り立てることがあります。ビジネスマンは自分自身が偏見や思い込みで行動しないように気を付けなくてはなりません。それと同時に、世の中の人々は偏見や思い込みで行動するのだということを理解し、彼らの行動をうまくビジネスにつなげていくことが大切です。

人は偏見と思い込みで行動する

新型コロナウイルスの感染が広がり始めたとき、スーパーからトイレットペーパーが無くなりました。いろいろな情報やうわさが飛び交い、多くの人々がトイレットペーパーを買いに走ったのです。コロナウイルスの感染が広がっているからといって、別にトイレットペーパーを大量に買い込む必要はありません。冷静に考えればそう理解できるはずです。でも、実際にスーパーやドラッグストアの売場でトイレットペーパーが無くなっているのを見ると、さすがに人々は不安になります。
「みんなが買っている」と聞くと、「自分も買わなくちゃ」と思えてくるのです。
それが無意味で愚かな行動だと理解できるはずの人たちでも、世の中の異変を目の当たりにすると、いてもたってもいられなくなるのです。
多くの人々が、ドラッグストアやスーパーで朝から行列を作り、整理券をもらってトイレットペーパーを買うようになりました。
そんな異様な状況が、一ヶ月あまりもつづきました。
感染拡大防止のための自粛要請が始まると、パチンコ店に対する集中攻撃が始まりました。当時のテレビも、感染クラスター(集団)が実際に発生したのと同じ施設よりも、発生していないパチンコ店の営業問題を多く取り上げるようになりました。
人は偏見と思い込みで行動します。
ビジネスマンは、自分自身が偏見と思い込みで行動してしまっていないか、よく注意する必要があります。偏見と思い込みは大きな判断ミスを生むことになります。
しかし同時に、世の中の人々は偏見と思い込みで行動するものだ、ということも理解しておく必要があります。そして、彼らの行動をうまく活用できるよう、うまく情報を収集して適切な行動をとっていくことが大切です。


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