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毎日入浴し、身体を清潔に保とう

毎日しっかりお風呂に入って、身体を清潔に保ちましょう。入浴はウイルス対策や免疫力アップに有効な手段としておススメです。また、じっくりお湯に浸かることでリラックスでき、ストレス発散の効果も期待できます。ここでは主に健康づくりの観点から入浴について見ていきます。

毎日入浴し、身体を清潔に保とう

みなさん、お風呂に毎日入っていますか? しっかり身体を洗って、そして湯船に浸かってじっくり身体を温めていますか?
お風呂に入ることは一日の汚れを洗い流し、リフレッシュするだけでなく、ウイルス対策としても有効だといわれています。
一般にお風呂に入ることによって、
①ストレスを軽減し、リラックスできる効果
②体温を上昇させ、免疫力を改善する効果
③鼻や喉についたウイルスなどを弱らせる効果
などが期待できます。ウイルスが猛威を振るう時代は特に、毎日しっかりお風呂に入った方がよさそうです。
お風呂の入り方としては、
できれば全身浴で、40℃~41℃ほどのお湯に少し汗が出るまで浸かりましょう。ただし、血圧が高めのかたはもう少しぬるめ、39℃くらいお湯にしたほうがよいかもしれません。
日本人は毎日お風呂に入る人が多くて清潔好きだといわれています。そういえばヨーロッパなどでは、シャワーだけで済ます人たちが多いみたいですね。バスタブが無くてシャワーだけのホテルがあったり、あるいは日本の団体観光客がやってきて何十人もが一斉にバスタブにお湯を張るとホテルのボイラーが故障してしまう、なんて話を聞きます。海外で香水をつけるひとが多いのは、あまりお風呂にはいらなくて体臭をごまかすためかもしれません。
さて、日本人が毎日お風呂に入るようになったのは、いつごろからでしょうか?
お風呂に入る習慣は仏教と共に日本に来たといわれています。インドの古い寺院の近くには温泉があり、修行僧たちが沐浴していたと考えられています。仏教ではいわゆる「温室経(うんしつきょう)」と呼ばれるお経によって、入浴を習慣づけることが推奨されています。「温室経」によると、お風呂にはいることで七つの病気を取り除き、七つの良いことがあるということです。奈良の東大寺にもかつて僧侶たちが入ったとされるお風呂の遺跡が残っているそうです。
日本は温泉が多い国でもあります。古くは聖徳太子が有馬温泉に「極楽寺」というお寺を創建し、また四国に旅行して道後温泉に入っています。また、行基上人や弘法大師による開湯伝説が日本中に残っています。やっぱり仏教と温泉・お風呂は何か関係があるようです。
ところで、お風呂と言えばローマ帝国ですね。公衆浴場の遺跡をあちこちに残している古代ローマ人はどうやらお風呂が大好きだったと思われます。残念ながら中世以降になると公衆浴場はだんだん閉鎖され、ヨーロッパでは入浴習慣はあまり根付きませんでしたが・・・
ちなみにユダヤ人の律法では、入浴して身体を清潔にすることが義務となっているようです。中世ヨーロッパでペストが大流行していたとき、入浴する習慣のあったユダヤ人はなかなか感染しなかったそうです。しかしそれが逆にユダヤ人への偏見や差別の原因となったともいわれています。
日々健康な生活を続けるためにも、毎日お風呂に入る習慣を大切にしたいですね。


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