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2.地の章

地とは場所であり、領土です。どの地に拠点を構え、どこを勢力範囲として狙っていくかによって、戦い方は変わってきます。

2.地の章

経営者はどのように戦っていくのか作戦を立てていくにあたり、自分の立ち位置とその周辺の地勢をしっかり把握することが大切です。地の章では、経営者が有利な地勢をつくってくためのポイントについてまとめました。

・どこで何を売るか
まず経営者はどこで売るのかを考えます。そして、そこにいる見込み客に売れる商品、そこで競争することになるライバルとの戦い方を考えていきます。

・どんな客に来てほしいか
どんな客に来てもらいたいかを考えましょう。そして、来てほしい客が興味を持つような商品を用意し、彼らの心に響くような言葉でアピールしましょう。

・どのライバルと戦うか
どのライバルと戦うか、あるいは戦いを避けるかは経営者がしなくてはならない重要な決断です。戦って勝ちやすいのは「自分より弱小のライバル」、あるいは「お客さんから見て自分が良く見えるライバル」です。安全策を考えれば勝ちやすい相手を選んで戦いたいものです。ただし場合によっては戦いを避けたくなるような強いライバルと戦わなくてはならないときが来るかもしれません。

・誰と手を組むか
誰と手を組むかによってビジネスの行方は大きく変わります。特定の地域の企業と協力し合えば、その地域内でお金がまわりやすくなります。異業種と協力することで新たな商品開発・市場開拓の助けになることがあります。同業者と手を組めばお互いの情報交換やレベルアップを図ることができ、また協力することで単独では戦えないようなライバルとも対抗できるかもしれません。

・協力者をどう増やすか
ビジネスの成否は協力者をどう増やすかによって決まるといわれています。良い情報を教えてくれる人、評判を広めてくれる人、力を貸してくれる人など、様々な協力者を得ることによってビジネスが成り立ちます。多くの人々に協力者になってもらうためには、心の広さ、気配りや柔軟な態度で、好感度を上げていくことが大切です。

・新規参入者をどう扱うか
あなたの近くでビジネスを始めた新規参入者をどう扱うべきでしょうか? ライバルとして早めに叩き潰すべきでしょうか? 無視するべきでしょうか? それとも、同業仲間として助けてあげるべきでしょうか? 新規参入者をどう扱うとよいかは、その参入者の人柄によって違ってきます。勤勉で素直な性格であれば、助けてあげると良いでしょう。そういう人は将来良い仲間になるかもしれません。しかし、怠け癖のある人、不正直で信頼できない人なら、無視するか、早めに叩いた方が良いかもしれません。気になる新規参入者があらわれたら、まずはその人柄を見てみましょう。

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八法経営曼陀羅解説

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