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5.和の章

和とはなごやかで仲が良いことです。経営で大切なのは人の和です。経営者は人の話を聴き、意思を尊重し、感謝しあい、皆で励まし合って夢や目標に進んでいく仲間意識を組織の中に育てていきます。

5.和の章

和の章では、結束力のある組織をつくるポイントをまとめました。

・人の話を聴く力
経営者の能力は、人の話を聴くかどうかで決まります。人の話を聴かない経営者は経営をやめた方がいいです。人の話を聴けば、情報が集まり、その人の性格がわかり、そしてその人から好意を持ってもらえます。人の気持ちの変化を察知する力も、隠れた異常や問題点を見つける力も、新しいチャンスをつかむ力も、人の話を聴く力が与えてくれます。

・たすけあい、仲間意識
経営者の仕事は、組織内の人々が助け合い、仲間意識を持つように育てていくことです。社内の人々が足を引っ張り合い、ギスギスしているようでは経営は危うくなります。社内で競争原理や成果主義を取り入れるくらいなら、たすけあいの精神と仲間意識を植え付けた方が良いでしょう。

・意思の尊重
人は「自分がやりたい」と思ってやるか、「他人にやらされている」と思ってやるかで、やる気が何倍も違ってきます。上司が部下の考えを聞きもせず、ただ仕事をやれと命令しているだけでは、なかなか良い成果をあげられません。人の意思を尊重することが、人のやる気を引き出す第一歩です。

・裏方で働く人への感謝
組織は、スタープレーヤーさえいれば良いわけではありません。裏方で働く人々が支えてくれるからこそ、スタープレーヤーが輝くのです。結束力ある組織をつくるためには、経営者は裏方で働く人への感謝を忘れないことです。

・大きな夢と少し上の目標
夢は大きく、そして目標は少し上に設定しましょう。夢がしょぼいとワクワクしません。一方で目標が高すぎるとみんなあきらめてしまいます。組織のみんながワクワクして、目標に向かって一丸となって取り組むようになるには、大きな夢と少し上の目標が有効です。

・低いノルマ
組織にノルマは必要です。しかし、ノルマが高すぎると皆が疲労し、組織内でノルマを達成できる人とできない人が出てきて差別が発生し、それがねたみ、やっかみの原因になります。組織の結束力を高めるには、ノルマを高めにしすぎないこと、妬みの原因を作らないことが大切です。ノルマを低めに設定し、皆が助け合うよう促した方が組織全体の成果はあがりやすくなります。

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八法経営曼陀羅解説

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