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6.徳の章

徳は人々を敬服させる人格の力です。徳のある人のところに人々は集まります。特に何もしなくても周囲の人々が「この人の為に働こう」と思うのは、その人が持つ徳のなせるわざです。

6.徳の章

徳の章では、経営者として備えておきたい人格についてまとめておきます。

・いつくしみ
「いつくしみ」は人を愛し、可愛がる気持ちをいいます。単に人を甘やかすことではありません。その人の成長と幸せを心の底から願うからこそ、あえて厳しいことを言い、良いタイミングで正しく教え、必要なら試練を与えるのが「いつくしみ」です。

・穏やかで広い心
経営者は穏やかで広い心を持つことが大切です。経営者がイライラしたり、落ち込んだり、おろおろしたりしていると周りの人たちの気持ちも不安定になります。心の狭い経営者には人望が集まりません。経営者は小さなことに囚われず、心を広く持つことが大切です。

・まわりを明るくする
経営者は組織を統率する中心的な存在です。組織の中心たる経営者の雰囲気が、組織全体の雰囲気を左右します。経営者は率先して明るく振舞い、前向きな言葉を使いましょう。まわりを明るくしてくれる経営者は、誰からも親しまれます。

・自慢せずへりくだる
自慢話が好きな経営者は嫌われます。自分の成果を強調してばかりでは人望が集まりません。人々から敬愛されるためには、経営者は自分の成果を強調したり過去の成功を自慢したりせずに、謙虚にへりくだりましょう。

・新しい考えを受け入れる
時代は変わります。いつまでも古い考えに固執していたら時代遅れになります。時代と共に次々と若い世代が成長して社会に出てきます。若い世代の考えがわからなければ、時代に取り残されてしまいます。時代に取り残されないためには、経営者は積極的に新しい考えを受け入れ続けることが大切です。

・天地自然の法則に従う
経営者は天地自然の法則を良く知り、それに従って事業を進める必要があります。天地自然の法則に逆らっても経営はうまくいきません。人は何をしたいか、人はどんなところに集まるか、人はどんなことをされると喜ぶか、人は何を嫌がるか。経営者はとりわけ、人が動く法則を知っておかなくてはなりません。

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八法経営曼陀羅解説

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