他人にも、自分にも、ちょっとだけ親切にしましょう。困っているとき、悩んでいるとき、苦しんでいるとき、ちょっとだけ手助けしてあげましょう。本当に大変な思いをしているときは、手をさしのべましょう。でも親切も、度を過ぎると甘やかし過ぎになってしまいます。甘やかしすぎるのは人間をダメにします。親切にするのは、ちょっとだけぐらいがちょうどいいのです。
甘やかすのは、本人の為になりません。むしろ、厳しくした方が本人のためです。自分にも、他人にも、厳しくしましょう。厳しい中にいてこそ、人は成長します。厳しさは、本当のやさしさなのです。
甘やかしすぎると、人はダメになります。甘やかされ続けると、人は努力をしなくなり、知恵を絞らなくなり、能力を磨かなくなります。甘やかしてばかりいると、場合によってはその人の人生がだいなしになってしまいます。
なによりも、自分自身に厳しくしましょう。他人に厳しくて自分に甘ければ、他人から信用されません。他人に辛いことばかり押し付けて、自分は甘えてばかりいたら、他人から憎まれます。自分自身に厳しければこそ、他人にも厳しくできるのです。
自分も、本当に苦しくてどうしようもないときは、助けを求めましょう。助けを求めてばかりではいけませんが、本当に困ったときにひたすら我慢するのも決して良いことではありません。
人にはどうしようもなく困って助けが必要なとき、悩んで出口が見つからないとき、苦しくて耐えられなくなりそうなときがあります。そんなときまで厳しくすると、人は押しつぶされてしまうかもしれません。本当に大変なときは、その苦しみから脱出するための手助けをしてあげましょう。
少しだけ手伝ってあげる。ちょっとだけ親切にしてあげる。ほんのちょっとヒントを与えてあげる。そうやって、本人の自立を促してあげましょう。親切にするのは、本人の自立のためです。甘やかしすぎにならないよう、気をつけましょう。
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