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この世を極楽に近づける

「和の心」により国づくりをしましょう。「和の心」による国づくりとは、この世を極楽に近づけること。この世を極楽に近づけるとは、人々が愛しあい、支え合い、助け合う世の中にしていくことです。妬んだり、憎んだり、恨んだりするのは「和の心」にふさわしくありません。自ら「和の心」を持つとともに、新しい世代に「和の心」を植え付けて、神の国にふさわしい人々を増やしていきましょう。

この世を極楽に近づける

愛するのは親しい人、仲の良い人とばかりではありません。たとえ自分と敵対するような人々に対しても、慈愛の心をもって話しかけましょう。どんなときもまごころをこめて、相手のためになる言葉をかけてあげましょう。
社会は、支え合いで成り立っています。支えるのも、支えられるのも、うれしいことです。他人に支えてもらったら、感謝しましょう。他人を支えたら、「自分は社会の役に立った」と喜びましょう。支えるよろこびと、支えられる喜びを知ることが、和の心を知ることにつながります。
助け合うとは、ただお金を恵んだり、貰ったりすることではありません。ただお金をもらうよりも、お金を稼ぐ方法を学ぶ方が本人のためになるとよく言われます。ただお金をもらうだけでは、そのお金を遣ってしまうだけで、その人は遣った後また苦しむことになります。より良く生きるための知恵を教えること、あるいは教えられることが助け合いです。
新しい世代へ私たちは何を伝えるべきでしょうか。未来をより良くするには、どんな人々が増えていけば良いでしょうか。人々を愛し、支え合いに喜びを感じ、積極的に助け合う人を育てていけば、この社会の未来は明るくなっていくことでしょう。


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