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第三の目

偏見、思い込み、利己的な考えから解放されるには、自分自身の心の目を開く必要があります。心の目、あるいは内なる目とも呼ばれる「第三の目」は、脳にある松果体が活性化することによって開かれるとされています。「第三の目」は古来より、それを開くことにより潜在能力が開発され人智を超えた才能を発揮し、また見えないものが見えるようになり、知りえないことが知るようになるとされ、多くの人々により研究が行われてきました。

第三の目

松果体はもともと、脳に備わっている器官で、多くの動物では光などを感じる機能を有するそうです。人間にも備わっている器官ではありますが、社会生活を営み、あるいは前頭葉などが発達していくうちに松果体はだんだん活動しなくなっていったといわれています。
現代社会での生活は便利ですが、その生活に慣れてしまうとどうも松果体は退化しやすいかもしれません。現代の座学中心の学校教育も、大脳の発達に重点を置いたものが多く、松果体の発達にはあまり貢献しないといわれています。私たち現代人はせっかく生まれたときから備わっている「第三の目」、松果体を活性化せず、使わないままつまらない人生を過ごしてしまっているのかもしれません。
「第三の目」と呼ばれる松果体を活性化する方法としては、滝行や洞窟での修業、瞑想、断食修業などが知られています。ヨガ、禅、気功などのエクササイズも松果体の活性化と関係あるといわれています。自然の中での生活をする、ダイビングや登山、森林浴などを推奨する人もいます。特定の周波数の音を聞いたり、落ちてくる雨粒を見たり、晴れた夜空を見るといいという話もあります。しかしながら、いずれも松果体にどんな効果をおよぼすのか定かではありません。
「第三の目」を開眼する修業は、さまざまなスピリチャルな組織や宗教団体も取り組んでいます。中にはカルト組織と呼ばれ、事件を起こしたりした危険な宗教団体が「第三の目」の研究をしていたこともあります。そえゆけ、一般社会からは「第三の目」とか「松果体」とか言うだけで危険視されることもあるようです。
しかし、松果体の活性化そのものが常に社会にとって危険なわけではありません。大脳の発達と松果体の活性化は必ずしも背反するものではありません。むしろ、座学によって知識を増やす教育に偏った多くの現代人の思考の方が、むしろ危険なのかもしれません。人々が偏見、思い込み、利己的な考えに囚われたままでいるのは、決して良いことではありません。学歴が高い人ほど独立起業して成功しにくいといわれているのは、長い学生生活によって知識が増えたかわりに直観力が衰えているからだともいわれています。
将来的には、第三の目開眼と現代教育を習合させ、子どもたちには知識や論理思考とともに直観力も発達させていくことが大切になってくるのではないでしょうか。


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