和の生活
和の生活、それは穏やかで美しく、整った暮らしです。自然を巧みに活用した、清潔でやさしい日常です。心豊かで落ち着いていて、質素で統一された空間の中で、やさしく静かな時間が流れる日々です。和の空間と時間の中で私たちは、神仏への崇敬とともに、心の浄化と自己研さんに励み続けることができます。和の生活づくりとは、心の浄化と自己研さんのための空間、そして時間をつくることです。
和の生活、それは穏やかで美しく、整った暮らしです。自然を巧みに活用した、清潔でやさしい日常です。心豊かで落ち着いていて、質素で統一された空間の中で、やさしく静かな時間が流れる日々です。和の空間と時間の中で私たちは、神仏への崇敬とともに、心の浄化と自己研さんに励み続けることができます。和の生活づくりとは、心の浄化と自己研さんのための空間、そして時間をつくることです。
私たちは今、便利な文明生活に慣れ過ぎてしまっていて、「和の生活」を忘れてしまっているのではないでしょうか。便利なものを活用すれば、時間も節約できますし、なにより毎日大変だった面倒な仕事がラクになります。でも、便利になればなるほど、毎日がラクになればなるほど、人の心と身体は怠惰になります。サボることに慣れてしまうと、肥満や運動不足による病気で苦しむことも増えるかもしれません。例え便利なものでも、自分を怠惰にするもの、自分の心をかき乱すもの、部屋を汚くするものは、部屋に置かないようにしたほうがよいでしょう。
「和の生活」というのは、単に畳とふすまの部屋で着物を着て暮らせばよいというわけではありません。また生活は、便利な文明生活に対抗してただひたすら不便であればよいというのではありません。和の生活で大切なのは調和と統一感、清潔さ、そして発展・向上のための自己研さんです。自然を活かし、調和がとれ、心身ともに健康的で迷うことなく自己研さんに励むことができるのが好ましいのです。そのために、生活空間は自然と調和させつつ、神仏を崇敬し、自分自身を発展・向上できる空間をつくっていきます。
和の生活は、あくまで自分たちが自然の一部であることを自覚し、出来る限り自然を活用した空間・時間と調和しながら、自分自身の心と身体を磨き上げていく生活です。私たちは今こそ「和の生活」の本質を知り、その真髄を学んでいかなくてはなりません。
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