和の投資とは、人々が協力し、助け合い、ワクワクし、夢中になって進めたくなるようなことに投資することです。投資する目的は、人々が明るい夢と暖かい希望を持ち、その夢と希望を実現しようと前へ進むように促すことです。和の投資が目指すのは、投資によって人々がしっかりまとまること、人々が投資した仕事をすることに興奮と喜びを見出すこと、そして投資したことによって人々が物心両面において豊かになることです。
投資とは利益を得る目的で事業や証券にお金を投じることをいいます。利益が得られればその利益で再投資ができ、さらに事業や資産を大きくすることができます。目的は利益を得ることですから、利益さえ得られるのならどんな事業に投資してもよさそうな気がします。たしかに、法律等に反するのでなければ、何に投資するかはおよそ投資家の自由な判断にゆだねられます。投資家の判断によって、どんなことにお金が行くかが決まるのです。
投資家が、世の中を明るくする事業に多く投資すれば、世の中は明るくなるでしょう。逆に、世の中を暗くする事業に投資すれば、それによって多くの人々の心が暗くなって苦しむことになるかもしれません。投資によって、お金が動き、世の中が変わり、人々の心が影響を受けるのです。
「和の投資」をする投資家も、利益は求めます。ただし、利益さえ得られればどんなことに投資するわけではありません。人々がそれに魅力を感じ、ワクワクし、夢中になるようなこと、夢と希望を感じさせる事業に投資していきます。時として自分個人の利益よりも、世の中がより良くなることを優先させて投資していくのが「和の投資」です。
人々が協力し、助け合うことに投資するのですから、人々が対立し、争いを引き起こすようなことには投資しません。投資することによって利己的な人々が改心し、思いやりや利他の心を育んでいくことが大きなねらいの一つです。
ワクワクし、夢中になって進めたくなるようなことに投資するのですから、人々の気持ちが前向きになれないようなことには投資しません。実際、みんなが夢中になって仕事をすれば、事業も成功しやすいです。人々が心輝かせて取り組みたくなるような事業にこそ、投資する価値があるというものです。
投資することによって社会全体が明るく豊かになるのであれば、投資家自身もうれしいでしょうし、人々もよろこぶことでしょう。ただ他人からお金を奪い取るマネーゲームに熱中するよりは、よほど幸せな未来が待っていることでしょう。
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