TamatsuLab
カバーフォト

脱欧還和論脱欧>グローバリズム

グローバリズム

グローバリズムとは、地球規模で経済活動などを拡大してくため、国家や地域のさまざまな障壁を取り払って全世界をひとつの共同体として扱っていこうとする政治思想です。単なる国際商取引の活発化にとどまらず、社会制度や通貨、言語なども統一し、世界を一体化していこうとする考えも含まれます。グローバリズムは近年、自由主義経済の発達により急速に推し進められてきたといわれています。

グローバリズム

グローバリズムは、「資本による帝国主義」とみられることがあります。すなわち、強大な資本力を有する国際大企業などが、世界市場を支配していくため、世界市場の様々な参入障壁を取り除くべく、グローバリズムを推し進めているのです。戦争による領土拡大や、外国領土の植民地化などのかわりに、経済によって世界を支配しようというのです。
グローバリズムが推進されることで国際交流や経済活動が活発化することが期待されます。一方で、グローバリズムの推進は貧富の格差を拡大し、民族文化の多様性・独自性を奪い、市場の固定化や資源価格の高騰を招くといわれています。
経済のみでなく、政治思想や社会正義、あるいは文化などにおいいても、グローバリズムが影響力を見せています。民主主義グローバリズムを推進することで地球人類の様々な問題を解決できると信じている人もいます。
一方で、グローバリズムは各国地域の歴史や伝統文化を無視する行為であり、グローバリズムを受け入れると文化的なアイデンティティを失うと危惧する声もあります。
グローバリズムは世界市場での支配を目指す資本家にとっては魅力的でしょう。ただし、これが世界の人々をより幸せにする動きかというと、必ずしもそうではないようです。


脱欧に戻る

ページのトップへ戻る