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抑圧と暴力

抑圧とは無理に抑えつけることをいいます。暴力とは無法で破壊的な攻撃をいいます。抑圧と暴力は人々に好き勝手な発言や行動をおこさせないために、国家がしばしば用いる統治手段です。一方で、国家に反逆する革命家や反政府組織も抑圧や暴力を使います。社会で対立、反目が大きくなると抑圧と暴力が横行し、抑圧と暴力が横行すればするほど社会で生活する人々が苦しむことになります。

抑圧と暴力

抑圧と暴力による統治は、見た目は治安が良くなっているように思えるかもしれません。しかし、抑圧された社会では人々の不満やストレスが蓄積され、少しずつ社会全体が歪んでいきます。国家が暴力で人々を押さえつけている社会では、人々の恨みや憎しみが増大します。
人々の不満やストレスが蓄積し、社会全体が病んでいくような状況、また人々の恨みや憎しみが増大して、いつ自分たちが暴力に巻き込まれるかわからないような状況では、安心しで日々の生活を過ごすこともできなくなってしまいます。
国家は国民を統治し、治安を維持しなくてはなりません。統治手段として抑圧と暴力を用いることは、ある程度必要なことです。社会には罪を犯す無法者や悪意によって人々を扇動しようとする者がいますから、それらを取り締まり、あるいは予防しなくてはなりません。国家権力により抑圧と暴力を用いるのは、悪者を懲らしめ、善良な人々に平穏な生活をしてもらうためです。
しかしながら、時として国家は抑圧と暴力を過剰に行使します。権力の座に就いた者の横暴により、多くの人々が抑圧され、暴力で押さえつけられた社会は不幸です。
抑圧と暴力は、国家が国民を統治する唯一の手段ではありません。幸せで発展的な社会をづくっていくためには、国家が抑圧や暴力に頼りすぎないことが大切です。


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