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対立構造

対立構造とは、二つあるいはそれ以上の考え方や原理、あるいはそれに基づく組織が構造的に敵対関係にあることをいいます。対立構造の根底には物質と精神、善と悪、白と黒など二元論的な考えがあります。対立構造が激化すると内紛や暴動、あるいは戦争にまで発展することがあります。対立構造は時として相手や自分自身に対する誤解から発生します。

対立構造

政治家などによって意図的に対立構造が煽られることもあります。民衆に対し、何かを敵対するものとして認識させ、攻撃するように仕向けるのです。そうすることで民衆からの支持を集めようとしたり、本質的な問題から民衆の目をそらそうとします。
政治家は、しばしば意図的に対立構造を煽って人気を集めようとします。憎悪・嫌悪をむき出しにしてあからさまに対立を煽るようなことはしなくても、間接的に敵対する存在を印象付けて民衆にそれを嫌悪するよう仕向けるのは、典型的な政治的手段として良く使用されます。
私たちは、対立構造を煽ろうとしている人、物事の現象を対立構造にあてはめようとする人を警戒しなくてはなりません。物事を単純化し、理解しやすくしているといえば聞こえが良いですが、多くの場合それは本質的な問題から目をそらし、誤解を助長し、何かを敵として攻撃させようとする行為なのですから。


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